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  • 執筆者の写真higouti

メグ・ホソキさん



中目黒dessinで開かれているメグ・ホソキさんの個展「TRÄUMERAI」へ。

素敵だった。

木の板で作られた人形に、お手製のドレスが着せられている。 人形への着彩はもちろん、ドレスもメグさんが手縫いで仕上げたものだそう。

人形はすべて同じポーズをとっている。 そのレディメイドとオーダーメイドの、実にチャーミングなこと。


人形のモデルはメグさんのお母様だそう。 そのエピソードを綴られた文章も素敵だった。


ぼくが絵を描き始めた頃、メグさんの絵からたくさん刺激を受けた。 小中学生向けの「アリス」シリーズ(青い鳥文庫)は、カバーも本文の挿絵もかわいくって、ぼくは既に大人だったにもかかわらず(しかも男で)、その洗練されたお洒落さに憧れて買ってしまった。


今もメグさんのイラストを目にするたびに、絵には「お洒落」が必要なのだと再認識する。 ぼくはもう、あまり人間を描かなくなったし、自分がお洒落でないぶん、まず女性が描けなくなった。 それでも「絵」が好きだし、やっぱり絵はお洒落でなくっちゃ、と思う。


ウインドウに直接描かれた絵が素敵だったから撮ったのだけど、日差しがとても強かったからか向かいの焼肉屋も写ってしまった… これこのようにぼくは少しもお洒落ではない。。

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