higouti2022年10月22日モイセーエフバレエ先日、横浜関内ホールで「モイセーエフバレエ」を観劇した。 正式には「イーゴリ・モイセーエフ記念国立アカデミー民族舞踊アンサンブル」というロシア国立の舞踏団。 来日は25年ぶりだそうで、ご縁がありチケットをいただいた。 時勢はアンチロシアであり、キャンセルロシアであるので、せ...
higouti2022年2月23日個展「くま」明日2/23から吉祥寺の古書店「一日」にて個展を開きます。 まん延防止等重点措置が延長され、会期中は丸々被ってしまうことになりまして、是非来てください、とはなかなか言えない状況ですが… どうぞご無理のないよう、よろしくお願いいたします🙇🏻♂️...
higouti2021年12月23日私の文学渉猟夏葉社の島田潤一郎さんが『私の文学渉猟』(渉猟=しょうりょう)の見本を送ってくださった。 12月23日頃発売予定だったのが、諸事情により来年1月13日になったとのこと。 ひと足先に手に取り眺める幸せ。 曾根博義さんは伊藤整研究の第一人者で、戦後世代の近代文学評論家。...
higouti2021年12月19日半夏生佐田暢子さんの短編集『半夏生(はんげしょう)』(本の泉社刊)の装画を担当させていただいた。 装丁家の石間淳さんからのご指名で、ぼくの過去の絵を使用させてほしい旨連絡をいただいた。 佐田暢子さんは三池に生まれ、東京で教職に就き、帰郷して文筆活動を続けられている。...
higouti2021年12月19日個展 くま来年、2022年2月の終わりに個展を開くことになりました。 吉野純粋蜂蜜店での展示も終わったばかりで、さらに来年のことで鬼が笑うでしょうが… とりあえず、なにかをしないではいられない性分です。 樋口達也 個展 くま 2022年 2/23〜3/6 一日 OLD/NEW...
higouti2021年12月18日トルストイ、徳冨蘆花、関寛斎トルストイの『イワンのばか』から『カフカースのとりこ』を読んだらすっかり魅了された。 とっくに頓挫した『戦争と平和』と『アンナ・カレーニナ』は映画で勘弁してくれ。 トルストイに会った日本人はいたのかどうか調べたら、1906年(明治39年)6月、徳冨蘆花が会いに行っていた。...
higouti2021年11月28日ありがとうございました半年ものあいだ続いた吉野純粋蜂蜜店の展覧会も本日終了。 終盤ちょっとバタバタしてしまいましたが、とりあえず無事終了で搬出も終えました。 熊は一足早く冬ごもりに入ります🐻❄️ 今月、臨時休業でこちらからキャンセルさせていただいた方には本当に申し訳なく…...
higouti2021年11月8日カムイミンタラカムイミンタラ=神の遊ぶ庭。 母熊が子熊を3頭連れているのは、日本のヒグマでは珍しい。 (ヒグマは北海道にしか生息していないから、日本のヒグマ=北海道の熊) 今年9月、札幌市街地から直線距離で2kmの位置に取り付けた定点カメラに、子熊3頭と母熊が戯れる姿が収められていた。...
higouti2021年11月4日「札幌、丘珠のひぐまに捧ぐ」わたくしの木版画などは下絵をそのまま彫るだけのことで、なんのideaもadorableもないのだが、わざわざ木に彫り紙に擦ることで、たとえば彫刻刀の進む音しかないしじまのなかで、その熊の来歴や、辿った道や、最後には射殺されなければならなかった理由と、殺された熊の生まれてきた...
higouti2021年10月27日君と暮らせば西荻窪の「もりのこと」さんからお声がけいただき、『君と暮らせば・ちいさないきものと日々のこと2』に参加させていただき、寄稿いたしております。 みなさん素敵な方ばかりで、ぼくが参加するのは恐縮至極ですが、恐悦至極でもありまして。...
higouti2021年10月27日ガルルルとガフガフおっさんが「おーい、おーい」と呼んでいると思ったら熊の声だった…という記事を読んだけど、たしかにクマ牧場にそんなふうに鳴く熊もいた。 切なそうに「おぉん、おぉん」とか、「ヴォエ〜〜」ってジャイアンの歌声みたいな声の熊も。...
higouti2021年9月23日My Movie『背骨』 1994年/8ミリ/70分 脚本・監督 樋口達也 [出演] 長尾カナ、澤井進也、松永拓也 チャーミングな失敗作。 今思えば、相米慎二監督の影響もあるように感じる。 それにしてもカットのつながりが下手すぎる。 やり直し!
higouti2021年9月21日平岡瞳さん来る高円寺の展示に平岡瞳さんいらっしゃる。 ぼくはコロナ前から、もう丸3年くらいお会いしていない感覚だったけど、平岡さんは去年お会いしましたとのこと。 そうだ、正一&ダルマのおじさんぽ会でMAYAでの展示にお邪魔したのだった。 そして絵本にサインもしていただいたのだった。...
higouti2021年8月27日Émile Chambonエミール・シャンボンの画集のなかに白熊がいた。 寝苦しさに白熊を夢想しているのだろうか。 置時計の針は9時なのか、鏡のなかの3時なのか。 白熊も寝苦しそうである。 中原中也は白熊の詩を書いた。 また今年(こんねん)も夏が来て、 夜は、蒸気で出来た白熊が、...
higouti2021年8月24日城と牢獄澁澤龍彦は、城と牢獄は互いに裏返しの関係であると書いた。 城は頑丈な牢獄であり、牢獄は囚人にとっての城なのだと。 ルイ王朝期、実際に城は牢獄だった。 バスティーユは初期は要塞であり、のちに監獄となった。ヴァンセンヌ城もそうである。...
higouti2021年8月19日二笑亭綺譚 昭和14年版『二笑亭綺譚』の昭和14年版には二笑亭内部の写真図版が収められているとのことで、古本で購入し(重版だからか安く買えた)、飽かずに眺めていた… …ら、表紙が千切れてしまった。 補修しなきゃ… とにかく80年も前の本を手に、式場隆三郎の文章を読みながら、谷口吉郎の図面でその場所...
higouti2021年8月19日藤戸竹喜展東京ステーションギャラリー『藤戸竹喜展』を見た。 藤戸竹喜さんは旭川近文で生まれ、阿寒湖で木彫師として活躍された方で、2018年に84歳で亡くなられた。 展覧会を見たのは2週間ほど前になるが、反芻しながら栄養をいただけているような気がする。 二体の熊の像があった。...
higouti2021年8月19日二笑亭へ行こう高円寺庚申通り商店街の吉野純粋蜂蜜店の建物は一風変わっている。 前衛的である。 吉野さんのお父上が、ある建築家と懇意になり、狭小地ではあるけれど、ひとつおまかせするから、と依頼した結果だという。 鉄材とガラス、コンクリートで出来た、縦長の箱、といった感じがする。...