higouti2023年1月30日Monsieur Tetsuya chuchote l'amour dans un café à Paris武田鉄矢主演の『ヨーロッパ特急』(1984)って『ローマの休日』のパロディというか、なんてこともない映画なんだけど、意外とファンが多い。 かくいうぼくもファンのひとり。不思議とまた見たくなる映画。 ポール・スレードが歌う主題歌『FRIEND』もいい。...
higouti2022年10月22日モイセーエフバレエ先日、横浜関内ホールで「モイセーエフバレエ」を観劇した。 正式には「イーゴリ・モイセーエフ記念国立アカデミー民族舞踊アンサンブル」というロシア国立の舞踏団。 来日は25年ぶりだそうで、ご縁がありチケットをいただいた。 時勢はアンチロシアであり、キャンセルロシアであるので、せ...
higouti2022年10月5日知らない町先週、羽田弁天橋から荻中公園まで歩く途中、ある建物の脇に熊の置物があり、お母さんに連れられた幼稚園児くらいの眼鏡をかけた女の子がその熊をなでたり、握手しながら何か話しかけているのを見かけた。 熊と女の子は同じくらいの背丈で、女の子はそこを通るたびにそうしているのかも知れない...
higouti2022年1月21日「隔絶された人々」NHKスペシャル『アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり』見る。 「イゾラド」とは「隔絶された人々」という意味を持ち、文明社会と接触したことのないアマゾンの先住民をそう呼ぶのだそう。 アウラという名のイゾラド男性。 以前はジャングルに住み、真っ裸で狩りをしながら生活していたが...
higouti2021年11月26日風雪のビヴァーク作業ひと段落。 忙しかった一昨夜から、あの帯状疱疹を彷彿とさせる何ものかが耳の後ろあたりから忍び寄ってくるのを、なんでもないなんでもないと、知らんぷり。 (そろそろ病院行こうかしら…) 松濤明(まつなみ・あきら)の『風雪のビヴァーク』を読んでいる。...
higouti2021年11月20日ゴアテックスと過信『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』、ひとまず読了。 深い一冊だった。 いろいろ考えた。 おそらく、トムラウシ温泉に泊まっていなければ、遭難事故に興味も持たなかったし、この一冊を手に取ることもなかったかも知れない。 「山で死ぬということは意外と楽だなあ」...
higouti2021年11月8日カムイミンタラカムイミンタラ=神の遊ぶ庭。 母熊が子熊を3頭連れているのは、日本のヒグマでは珍しい。 (ヒグマは北海道にしか生息していないから、日本のヒグマ=北海道の熊) 今年9月、札幌市街地から直線距離で2kmの位置に取り付けた定点カメラに、子熊3頭と母熊が戯れる姿が収められていた。...
higouti2021年9月16日『旅』1960年7月号映画監督谷口千吉の北海道旅行記が読みたくて古い『旅』を購入。 谷口千吉・八千草薫夫妻の約2週間の旅。 昭和35年7月号だから、実際の旅程は昭和34年冬。 最も興味深かったのは、二風谷アイヌコタン訪問記。 道内で最もアイヌの原風景が残っているコタン(観光地化されていない)を訪...
higouti2021年8月24日城と牢獄澁澤龍彦は、城と牢獄は互いに裏返しの関係であると書いた。 城は頑丈な牢獄であり、牢獄は囚人にとっての城なのだと。 ルイ王朝期、実際に城は牢獄だった。 バスティーユは初期は要塞であり、のちに監獄となった。ヴァンセンヌ城もそうである。...
higouti2021年2月7日上林温泉の横井さん横井弘三の絵葉書集買う。 上林温泉の上林ホテル(現・上林ホテル仙壽閣)のもの。 某古書店で見かけたときに気に入ったのだけど、高くて。 それが別のところで安く買えたのでうれしい。 横井さんの年譜を見ると、長野電鉄から絵葉書制作の依頼を受け、昭和15年4月に上林温泉に滞在してい...