higouti1月27日ものの見方ぼくが銀行から出ようとしたとき、50代とおぼしき男性が入ってきた。 男性はぼくに向かってどんどん歩いてきた。 ぼくのほうがよけろということなんだなと思い、銀行を出るぼくのほうが道を開けるかたちになった。 こういうことは多い。...
higouti1月24日飼育員さん年始に起きたトラの事故は痛ましくてやりきれなかった。 トラの写真を見るのも辛かった。 動物園の飼育員さんは今日も一生懸命働いている。 事故のないよう、動物たちが安気に暮らせるよう、世話をする。 大変なことだ。 動物たちには盆も正月もない、とは寅さんでの満男のセリフだったが(...
higouti1月24日光と影結局、ぼくは『萌の朱雀』と、それ以前の習作ともいえる個人映画時代のものしか河瀬直美の作品を見ていない。 だから、それでああだこうだ喋るのも、寧ろ自分の愚かさを露呈させるようで、何ともいえない気分になる。 実際、いまSNS上で交わされている検証に反応する意見も、その内容を見て...
higouti1月21日NHK字幕問題ここ数日、考えないようにしてもつい考えてしまう。 いかん。 NHK字幕問題について。 ぼくが口を挟む問題ではない。 が、モヤモヤしている。 このままではいい方向にいかないのではないか。 かと言って、どの方向がよかったのか。 ...
higouti1月20日ノーサイドの笛は鳴った見た? NHK特集「ノーサイドの笛は鳴った」。 1981年の新日鉄釜石ラグビー部。 選手兼監督の森重隆さんがかっこよすぎてまいった。 はっきり言って惚れたなあ。 松尾雄治というスターも、森重隆が支えてこそ光っていたんだなあ。...
higouti1月20日「隔絶された人々」NHKスペシャル『アウラ 未知のイゾラド 最後のひとり』見る。 「イゾラド」とは「隔絶された人々」という意味を持ち、文明社会と接触したことのないアマゾンの先住民をそう呼ぶのだそう。 アウラという名のイゾラド男性。 以前はジャングルに住み、真っ裸で狩りをしながら生活していたが...
higouti2021年12月23日推し寺嶋由芙さんのファンだ。 寺嶋由芙さんの歌が好きだ。 寺嶋由芙さんのことは「寺嶋由芙さん」とは呼ばず、「ゆっふぃー」と呼んでいる。 ファンレターには「由芙さん」と書いた。 ゆっふぃーは古き良き時代からやってきたまじめなアイドルで、実にまじめにアイドルをされている方だ。...
higouti2021年12月23日私の文学渉猟夏葉社の島田潤一郎さんが『私の文学渉猟』(渉猟=しょうりょう)の見本を送ってくださった。 12月23日頃発売予定だったのが、諸事情により来年1月13日になったとのこと。 ひと足先に手に取り眺める幸せ。 曾根博義さんは伊藤整研究の第一人者で、戦後世代の近代文学評論家。...
higouti2021年12月19日半夏生佐田暢子さんの短編集『半夏生(はんげしょう)』(本の泉社刊)の装画を担当させていただいた。 装丁家の石間淳さんからのご指名で、ぼくの過去の絵を使用させてほしい旨連絡をいただいた。 佐田暢子さんは三池に生まれ、東京で教職に就き、帰郷して文筆活動を続けられている。...
higouti2021年12月17日トルストイ、徳冨蘆花、関寛斎トルストイの『イワンのばか』から『カフカースのとりこ』を読んだらすっかり魅了された。 とっくに頓挫した『戦争と平和』と『アンナ・カレーニナ』は映画で勘弁してくれ。 トルストイに会った日本人はいたのかどうか調べたら、1906年(明治39年)6月、徳冨蘆花が会いに行っていた。...
higouti2021年11月25日風雪のビヴァーク作業ひと段落。 忙しかった一昨夜から、あの帯状疱疹を彷彿とさせる何ものかが耳の後ろあたりから忍び寄ってくるのを、なんでもないなんでもないと、知らんぷり。 (そろそろ病院行こうかしら…) 松濤明(まつなみ・あきら)の『風雪のビヴァーク』を読んでいる。...
higouti2021年10月26日君と暮らせば西荻窪の「もりのこと」さんからお声がけいただき、『君と暮らせば・ちいさないきものと日々のこと2』に参加させていただき、寄稿いたしております。 みなさん素敵な方ばかりで、ぼくが参加するのは恐縮至極ですが、恐悦至極でもありまして。...
higouti2021年10月23日文吉こけし東京こけし友の会、例会再開おめでとうございます。 1年8ヶ月ぶりだそうで。 佐藤英里子さんから例会再開の意気込みなどを伺っていたので、再開された暁にはぼくもお邪魔したいと思っていた。 そしてわたくし、文吉こけしを引き当てる。 いいですね、繊細で、おおらかで、おぼこくて。...
higouti2021年9月23日My Movie『背骨』 1994年/8ミリ/70分 脚本・監督 樋口達也 [出演] 長尾カナ、澤井進也、松永拓也 チャーミングな失敗作。 今思えば、相米慎二監督の影響もあるように感じる。 それにしてもカットのつながりが下手すぎる。 やり直し!
higouti2021年9月21日平岡瞳さん来る高円寺の展示に平岡瞳さんいらっしゃる。 ぼくはコロナ前から、もう丸3年くらいお会いしていない感覚だったけど、平岡さんは去年お会いしましたとのこと。 そうだ、正一&ダルマのおじさんぽ会でMAYAでの展示にお邪魔したのだった。 そして絵本にサインもしていただいたのだった。...
higouti2021年9月15日『旅』1960年7月号映画監督谷口千吉の北海道旅行記が読みたくて古い『旅』を購入。 谷口千吉・八千草薫夫妻の約2週間の旅。 昭和35年7月号だから、実際の旅程は昭和34年冬。 最も興味深かったのは、二風谷アイヌコタン訪問記。 道内で最もアイヌの原風景が残っているコタン(観光地化されていない)を訪...
higouti2021年9月13日相米慎二監督相米慎二監督没後20年というのは俄かには信じられない。 それでも『お引越し』を久々に見て、今の年齢で初めて分かること、共感できることの多さに、時の流れを… 今まで分かったつもりでいたのだろう。 『ションベン・ライダー』もそう。...
higouti2021年9月4日詩は美しい「生きて虜囚の辱めを受けず」で有名な「戦陣訓」は、1941年陸軍大臣東條英機が示達した訓令。 1882年の「軍人勅諭」とは異なる、あくまで陸軍の訓令。 この「戦陣訓」の校閲に島崎藤村が参加していた。 「文章のブラッシュアップを藤村先生は快諾してくださった。藤村ファンならすぐ...