higouti2022年10月5日知らない町先週、羽田弁天橋から荻中公園まで歩く途中、ある建物の脇に熊の置物があり、お母さんに連れられた幼稚園児くらいの眼鏡をかけた女の子がその熊をなでたり、握手しながら何か話しかけているのを見かけた。 熊と女の子は同じくらいの背丈で、女の子はそこを通るたびにそうしているのかも知れない。 ぼくは優しい子だなあと思って見ていた。お母さんがもう行くよと告げると、女の子は熊に手を振り、お母さんに連れられていった。知らない町を歩くのは楽しい。 時々金木犀が香った。
先週、羽田弁天橋から荻中公園まで歩く途中、ある建物の脇に熊の置物があり、お母さんに連れられた幼稚園児くらいの眼鏡をかけた女の子がその熊をなでたり、握手しながら何か話しかけているのを見かけた。 熊と女の子は同じくらいの背丈で、女の子はそこを通るたびにそうしているのかも知れない。 ぼくは優しい子だなあと思って見ていた。お母さんがもう行くよと告げると、女の子は熊に手を振り、お母さんに連れられていった。知らない町を歩くのは楽しい。 時々金木犀が香った。