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  • 執筆者の写真higouti

ホームページリニューアル

ずっとほったらかしのホームページをリニューアル。

今までHTML文書の原始的なものだったので、この操作性は隔世の感あり。

ブログ感覚でホームページが出来てしまう。


今までのホームページには、絵を並べて見ていただく「ギャラリー」を作っていなかった。

絵描きなのにこれは致命的だった。

HTML文書で作ると更新も大変で、ずっとほったらかしを前提に簡単なものを作ってしまったのがいけなかった。


そういう状態で、もう10年以上やってきてしまった。

しかし、それも、ぼくの自身のなさ、さびしい自己否定のような感情が働いていたのかも知れない。


別にホームページが充実していたからといって、いいことばかりはないだろう。

そういうものを持たないでも、立派にやっている人もいる。

だけど、やはり今までのホームページでは、この人はいったい何をやっている人で、何をやりたい人なんだろう、と思われていた節もあると思う。

実のところ、それはぼくにも分からない。

今まで何をやってきて、これから何をやりたいのか。

「友がみなわれよりえらく見ゆる日」(Ⓒ啄木)も、自分は明確な立ち位置も示せず、自業自得とはいえ、随分と情けない思いもした。


今回、ホームページをリニューアルする過程で、自分にはいかに無駄が多く、無駄なことばかりしてきたか、よく分かったような気がする。

そんな反省すら、他の人から見れば取るに足らないことかも知れないが、大いに反省すべきだろう。


もっと自分を大切にしたい。

絵描きなのにギャラリーもないホームページを10年以上もやってきたなんて、あまりにもさびしいじゃないか。


始めから立派な技術もないのだから、無理に自己肯定しなくてもいいし、うん、無理をすることはないと思う。

自分には自分のやり方、生き方。

しかし、ヨーイドンでスタートして、みんなが着実に「何か」になり、自分のしたいことでその立ち位置にいる現状を見ると、自分だけいまだ折り返し地点にも着かないような仕事ぶりでは、やはりもっと自分を大切しろと怒鳴りたい。


ところで、ぼくには夢がある。

ぼくは「本」が好きだ。

子どもの頃から本屋が好きだったし、「書籍」に憧れてきた。


いつか、自分の本を著したい。

できれば、自分の本を、本屋の棚で眺めたい。

そして、自分で買ってみたい。

両親をよろこばせたい。

こんなこをいうのは恥ずかしいけれど。


だから、三つの夢がある。

ひとつは、熊の絵本を作ること。

ひとつは、こけしの本を作ること。

もうひとつは、広島の本を作ること。


画家として?

イラストレーターとして?

コレクターとして?

研究家として?

エッセイストとして?

それは分からない。


しかし、夢を実現させるには、これからの人生、少しは自分を大切にして、自分の立ち位置をしっかり決めていかなければ無理だと思う。

ホームページのリニューアルをしたくらいでは、なんの足しにもならないかも知れない。

それでも、いま、こうして夢を箇条書きにすることさえ、今までやってこなかったのだから。

情けない。


そんな子供じみた夢を見るには、もう遅すぎるかも知れない。

自分の三冊の本を出せたら、それで死んでも構わないし、それだけのことをやったら、丁度死ぬくらいの年齢になるかも知れない。


本当に、こんなこをいうのは恥ずかしいけれど。

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