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  • 執筆者の写真higouti

推し

寺嶋由芙さんのファンだ。

寺嶋由芙さんの歌が好きだ。

寺嶋由芙さんのことは「寺嶋由芙さん」とは呼ばず、「ゆっふぃー」と呼んでいる。

ファンレターには「由芙さん」と書いた。

ゆっふぃーは古き良き時代からやってきたまじめなアイドルで、実にまじめにアイドルをされている方だ。


ここまで書いてめっちゃ恥ずい。

でも…、胸を張りたい。


暮らしていると、生活していると、生きていると、

ああ、疲れる。。


だから音楽を聴き、映画を見て、漫画を読み、文学に耽る。

それらは、生きていくためになくてはならないものだ。

何かを好きになる。突き詰めれば、それは愛だ。

こけし愛、熊愛、ゆっふぃー愛…


トルストイは云った。

すべての宗教が目指すものが解ったと。

それは愛だと。


「推し」もまた愛。

人間はこんなにも推すことができる。

なんて素晴らしいんだろう。


とは言え、ぼくは日の浅いファンだ。

ゆっふぃーのコアなファンを示す「ゆふぃすと」の資格があるのかどうか…

ゆふぃすとにはなりたいが、ゆふぃすとたちの繰り出す情熱的な振り付けにはついていけてない。

『夏'n ON-DO』という『のりピー音頭』の如くの音頭調の振り付けがどうしても覚えられない。。

だから、会場ではいつも片隅で隠れるようにして見ている…(キモい)


初めてゆっふぃーのリリイベ(リリースイベント。主にCD発売に合わせて販促も兼ねて行われる演奏会や握手会といった催し)に行ったとき、特典会に参加して一緒にチェキを撮ってもらったのだが、ぼくはガチガチに緊張してしまった。

何も喋れず、胸がいっぱいになってしまった。

四十六,七のおっさんの(今は四十八になりました)胸がいっぱいになることなんて久しくなかったし、もしゆっふぃーに出会えなかったら、こんな気持ち、これからもなかったかも知れない。


ゆっふぃーを推すことによって、日々、ぼくはしみじみとした生きがいを感じている。

そう、人間には推しが必要だ。

推しのない人生なんて無意味だ。


ぼくはものを作る人間だ。

ものを作る人間にとって、情熱が失われることがいちばん怖い。

何かを作らないではいられないパワーの源は、胸をいっぱいにさせること。

だから、いつも胸をいっぱいにさせてくれる寺嶋由芙さんに感謝している。


ぼくが描いてしまったゆっふぃー



胸がいっぱいです…




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