カムイミンタラ=神の遊ぶ庭。
母熊が子熊を3頭連れているのは、日本のヒグマでは珍しい。
(ヒグマは北海道にしか生息していないから、日本のヒグマ=北海道の熊)
今年9月、札幌市街地から直線距離で2kmの位置に取り付けた定点カメラに、子熊3頭と母熊が戯れる姿が収められていた。
他愛のない野生動物の姿。
自然そのものの姿。
しかし、市街地と隣接する山や森林に生存する以上、子熊であろうと、珍しかろうと、まとめて「駆除」の対象となる。
北海道はどこも「カムイミンタラ」と地続きだ。
人間は鈴を鳴らしながら崇高な顔で山頂を目指し、美しい自然を崇める。
一方で、自然のほうが悲鳴を上げながら市街地に助けを求めてきても、人間にはどうすることもできない、今のところ。
「追い払い」が意味のないことであれば、「射殺」のみ。
来年、再来年、市街地に現れる熊は増え続けるのだろうか。
ねえ神様、どうすればいい?
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