『ふうれんこのはくちょうじいさん』
絵と文・井口文秀
ワシはこの絵本を読むと泣いてしまう。
実在した「はくちょうじいさん」。
風蓮湖に渡ってくるハクチョウを守り続けたある開拓農家のおじいさんの話。
いい絵本。
この絵本が出版された当時は毎年1万羽以上のハクチョウが渡ってきたという。
それが近年減少傾向を辿り、ここ数年は2千羽ほどにまで。
千羽を下回る年もあったとか。
映画『蟹の惑星』では、多摩川に棲むカニをずっと調査しているおじいさんが、ここ数年多摩川のカニは確実に減っていて、その蟹じいさんの説だと3.11の津波が関係しているのではないかと言っていた。
動物は環境の変化を敏感に感じ取る。
温暖化によるものなのか、何らかの環境変化か。
ハクチョウじいさんなら分かるかも知れない。。。
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