ショッピングモールで、3人の子どもを連れた父親を見かけた。
3歳くらいの女の子はカートに乗っけられている。
その子がカートの上で立ち上がって座ろうとしないのを、父親は手にしていた空のペットボトルで、その子の頭を叩いて座らせようとした。
「すーわーれ」というイライラした命令口調に合わせて3回頭を叩き、ペットボトルは叩くたびにバキッと鳴った。
そう鳴るということで、結構強く叩いている印象を受けた。
最後は頬にベチャッとぶつけた。
それを割と近い距離でコーヒーを飲みながら見ていた。
ぼくは身動きが出来なくなった。
親子はエレベーターで行ってしまったけど、立ち上がって近づき、どうかされましたか?と声ぐらいかけるべきだったろうか。
そんなのは余計なお世話か。
喧嘩沙汰になるかも知れない。
それとも、そういうときには然るべき通報窓口でもあるのだろうか。
あるなら知っておいたほうがいいと思った。
それとも、そんなの大袈裟なんだろうか。
その親子からしたら、いつものコミュニケーションかも知れないし、些細なことで、空のペットボトルは痛くないのかも知れない。
親子間のことは、そりゃ知らない。
しかし、見せられた者としては気分がよろしくない。
人の頭を、ましてや幼な子の頭をペットボトルで叩いたりして。
痛い痛くないにかかわらず、あれは最低だと思った。
(追記)
Instagramでフォローさせていただいている方が「児童相談所虐待対応ダイヤル」というのを教えてくださった。
それは「189」番とのこと。
「いちはやく」と覚える。
「虐待かも」と思ったとき、すぐに児童相談所に通告、相談ができる全国共通の電話番号だそう。
かけると近くの児童相談所につながるそう。
昨日のようなケースだと咄嗟のことで電話もなかなか難しいけど、110番、119番と同じように覚えておいてもいい番号だと思った。
関係ないけど、フジパンの「電話で民話が聞けるよ」は、ずっと続いてほしいと思う。
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