higouti2021年8月6日メグ・ホソキさん中目黒dessinで開かれているメグ・ホソキさんの個展「TRÄUMERAI」へ。 素敵だった。 木の板で作られた人形に、お手製のドレスが着せられている。 人形への着彩はもちろん、ドレスもメグさんが手縫いで仕上げたものだそう。 人形はすべて同じポーズをとっている。...
higouti2021年7月31日仕事の絵、自分の絵「放浪画家」として世間で騒がれたとき、すでに山下清の放浪癖は止んでいた。 また旅に出たいとは思ったかも知れないけれど、「仕事」がそうはさせなかった。 展覧会は全国を回り、次々と依頼が舞い込んだ。 もうそうなると、「描きたい」ではなく、「描かせられる」になる。...
higouti2021年7月29日二笑亭気分芸術制作には 誰にでも何等かの形で 大なり小なり 二笑亭気分はなければ ならないと思ふ それは仕事に対する 愛着、集中、熱心、 無思忘我などだ これが撃つのである (木村荘八)
higouti2021年7月28日二笑亭インスパイアおもしろいことに「二笑亭インスパイア」が存在していた。 昭和26年、新橋に突如開店した居酒屋「二笑亭」。 二笑亭のシンボルである、三つ目を思わせる奇ッ怪な硝子窓の意匠を看板にしている。 この居酒屋の設計士は、主人からの注文である、 文化人を対象...
higouti2021年7月28日二つの笑い二笑亭で記念写真に収まる式場隆三郎。 高揚の笑みを浮かべる。 二笑亭の「二笑」とは、世の中にある二つの笑いを指す。 一つは、おれを笑う世間。 二つ目は、世間を笑うおれ。
higouti2021年7月27日新版 二笑亭綺譚去年、式場隆三郎の『二笑亭綺譚』の新版が出た。 そのうち買えばいいやと思っていたら、いつの間にか入手困難になっていた。 出版元も在庫切れ。 Amazonでは一時3倍の値が付いていたが、今では取り扱いなし。古本の出品もない。...
higouti2021年7月26日飯塚国雄さん昨年亡くなった画家飯塚国雄さんの追悼展が開かれるとのこと。 飯塚さんはニューヨークに長年暮らし画家として生きた。 反戦反核をテーマにたくさんの絵を描かれた。 新型コロナに感染し、それが引き金となって81歳で亡くなった。 遺品のリュックサックにはスケッチブック2冊、鉛筆、筆ペ...
higouti2021年7月22日「民藝」「天然」「作為」昨日バーナード・リーチ展を見て、笹島喜平の木版画を見て、陶器屋や古道具屋など回って、あらためていろいろ感じたこと、考えたことがあったし、今も考えている。 「民藝」というのは、つまるところ、「天然」への憧憬が産んだ「作為」だわなぁ(談志風)。...
higouti2021年7月17日手負いの熊ヤフオクで応札がなく、しばらく再出品を繰り返していた熊。 傷が痛々しくて… 結局入札してしまったが、 傷だらけ。 しかし、これはただものじゃないなと。 とにかく造形が素晴らしくて。 いままでたくさんの木彫り熊を見てきたけれど、これほどまでに「熊」を感じさせるものには、そうは...
higouti2021年6月1日URSUS BOOKSトレードマーク久々の木版。 1枚目、2枚目、3枚目… 薄いほうが気に入っていたりして。 今後も冊子とか絵本とか作りたいから、URSUS BOOKSのトレードマークを作ろう。 (トレードマークで疲れて終わる可能性も微レ存)
higouti2021年5月31日もりやすじさん熊を好きになったきっかけ。 子どもの頃、『シートン動物記・くまの子ジャッキー』が大好きで、ジャッキーが鉄棒でくるくる回るおもちゃで遊んでいた。 それが熊を好きになった最初。 それはアニメーター森康二さんの熊。 ジャッキー以外にも、当時の絵本や雑誌で、知らず知らずのうちに森康...
higouti2021年5月28日Vivian Maierヴィヴィアン・マイヤー。 モノクロのもいいけど、カラーもたまらん。 生きていても、故人でも、この写真の評価は変わらない。 この世にいようがいまいが、どういう人生を送ろうが。 ただ、評価を得ることなく、誰の目にも触れることなく、この写真の束がこの世から廃棄されても不思議はなか...
higouti2021年5月18日ヴァスネツォフの草稿ヴァスネツォフの画集に『3びきのくま』の草稿が載っている。 熊と少女の間に線が引かれている。 描き分けのためか。 その線を熊と人間の境界線だと考えると、熊が少女に追いつけなかったのも頷ける。 少女の走り去る方向と、熊が追う方向は明らかに違う。 わが心のユーリ・ヴァスネツォフ。
higouti2021年4月10日ふうれんこのはくちょうじいさん『ふうれんこのはくちょうじいさん』 絵と文・井口文秀 ワシはこの絵本を読むと泣いてしまう。 実在した「はくちょうじいさん」。 風蓮湖に渡ってくるハクチョウを守り続けたある開拓農家のおじいさんの話。 いい絵本。 この絵本が出版された当時は毎年1万羽以上のハクチョウが渡ってきた...
higouti2021年2月7日上林温泉の横井さん横井弘三の絵葉書集買う。 上林温泉の上林ホテル(現・上林ホテル仙壽閣)のもの。 某古書店で見かけたときに気に入ったのだけど、高くて。 それが別のところで安く買えたのでうれしい。 横井さんの年譜を見ると、長野電鉄から絵葉書制作の依頼を受け、昭和15年4月に上林温泉に滞在してい...
higouti2021年2月4日クロード・岡本を讃える『クロード・岡本』(みすず書房)より クロード・岡本 1946年8月、パリ市14区にて生まれる。 1949年、2歳8ヶ月、初めて絵を描く。 1950年、『みずゑ』9月号にて初めて紹介される。 1951年、パリにて初個展。 1952年、東京にて展覧会。...
higouti2021年2月4日ファンシー考ある地方の郷土玩具、干支の張り子を年度順にずらーっと並んでいるのを見たら、年々ファンシーになっているのを感じた。 昔のものは、こんなに丸っこくないし、もっと動物っぽさがある。 いつの間にか、ポケモンとの境がなくなってきている。...
higouti2021年2月4日うしろすがたのしぐれてゆくか桑原甲子雄の写真を眺めていて、あっ、と声をあげてしまった。 浅草松竹座の舞台、エノケン一座が写っている。 すぐに藤牧義夫を思い出した。 藤牧が所属した「新版画集団」は、エノケン一座とのコラボレーションとして、松竹座ロビーで展覧会を行った。...